2001
Greatest Fits : Ministry
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2001年にリリースされたミニストリーの編集アルバム。
ミニストリーの編集アルバムはそれなりの数がリリースされているのだが、本作品の最大の特徴は曲毎に演奏者がクレジットされていること。
ミニストリーのオリジナル・アルバムには収録曲毎のクレジットがされていないだけに、リーフリンの貢献度を確認するために、本作品の位置づけは大きい。
” Supernaut ” も収録されているが、1000 Homo Djs
によるテイクとは異なり、リーフリンは参加していない。
(追加:2014年5月25日)
Welt : oHgr
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additional instrumentation on 'pore'
William Reiflin and Scott Crane
additional percussion on 'kettle' William
Reiflin
ピッグフェイスの作品にもクレジットされている、Niverk Ogre と
Mark Walk による作品。 「 Reiflin 」 とスペル・ミスされたリーフリンが2曲に参加している。
殆ど打ち込みと思われる内容のため、音の触りは過激でも、長く聴いていると飽きてきてしまう。
そんな中、リーフリンの生ドラムは良いフックとなっていると思うのだが、活躍場面が少ないのは、メンバー自体がそれを望んでいないということなのだろう。
(追加:2015年6月10日)
The Best Of Pigface : Pigface
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ピッグフェイスのベスト・アルバム。
リーフリンがクレジットしているのは、ファースト・アルバム 『 Gub 』 に収録されている2曲のみ。
(追加:2015年11月10日)
Short-Staffed At The Gene Pool : Ruby
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間をあけて発表された Ruby の(多分)セカンド・アルバム。
アルバム全体は、より音数の少ない作品となっているが、リーフリンが参加している2曲だけが異なる。
演奏がバラエティに富んでいるだけではなく、ヴォーカルもより強調され歌モノのような印象もある。
これがリーフリンの演奏による影響なのか、それともプロデューサー側の意図に基づいてリーフリンが演奏したのかはわからないが、バイプレイヤーとしての貢献度は高い。
(追加:2014年12月25日)
2002
Initials C.C. Outtakes, Rarities & Personal Favourites 1982-2002 Vol.1 : Chris Connelly
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クリス・コネリーの編集盤。 本人名義以外の楽曲(流石にミニストリーはないが)や、未発表曲音源が収録されている。
こうして聴いてみると、あらためてリーフリンとの活動が多いことが良く分かる。
クレジットされている以外にもリーフリンが参加している楽曲はあると思うし、またこうして発表されている以外にも、2人で制作しが楽曲は無尽蔵にあるような気がする。
(追加:2015年12月24日)
Safe : Kittie
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" Safe " remixed by Sascha Konietzko and Bill Rieflin, KMFDM Inc.
カナダの女性ヘヴィ・メタル・バンド、キティのミニ・アルバム。 タイトル曲で KMFDM としてサシャ・コニエツコとともに、リーフリンがリミックスを担当している。
このパターンとしてはピーター・マーフィーの 『 Recall 』 があるが、それ程の面白さはない。 素材に特徴が無いだけに、もっと徹底的に KMFDM
的な音にしてもらえれば、面白かったかもしれない。
(追加:2015年6月10日)
Boots : KMFDM
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Synthesizers : Sascha & Bill
KMFDM が暫くの活動中止後に発売したシングルで、ナンシー・シナトラで有名な ” These Boots Are Made For Walkin'
” のカヴァーが収録されている。 後に The Humans もカヴァーする楽曲だが、リーフリンは参加していない。 これで参加してたら、The
Humans のカヴァーでフリップに回転椅子プレーをさせたきっかけになったと言えただけに残念である。
” Back In The U.S.S.A. ” には、サシャ・コニエツコとともにアレンジとプロデュースを行うとともに、シンセサイザーを演奏している。 人力ドラムっぽい音も収録されているが、リーフリンの演奏はクレジットされていない。
(追加:2014年6月25日)
Attak : KMFDM
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リーフリンが参加している KMFDM
の作品の中で、演奏楽器が最も多岐に渡っている作品。
ただ一方でアルバム全体は重い曲調のものが多く、リーフリンの演奏はクレジットのバラエティさを反映することなく埋没してしまっている。
アルバム・ジャケットの統一感からアルバム自体まで似たように思われてしまう可能性がある KMFDM
だが、アルバム毎に傾向が異なることを最も判りやすく示しているのが本作品である。
ただそこにリーフリンの意向は反映されておらず、ゲスト・ミュージシャン扱いであることが図らずも証明されている。
(追加:2014年6月25日)
Sturm & Drang Tour 2002 : KMFDM featuring Pig
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Sascha Konietzko : Vocals + Percussion + Samplers & Synthesizers
Raymond Watts : Vocals + Guitar
Lucia Cifarelli : Vocals + Ninja-Sidstation
Bill Rieflin : bass
Joolz Hodgson : Guitars
Andy Selway : Drums
Steve White : Guitars
Recorded Live June 24-27 In Cleveland, Detroit, And Chicago
『 Attak 』 のリリースに合わせて行われた KMFDM のライヴを収録した作品。
夜、道で出くわしたら絶対遠回りしたくなるようなルックスのメンバーが、コンサート前後に物販に勤しむ姿まで収められている。
インダストリアル感が非常に溢れた作品ではあるが、同時に人力に負う所が非常に大きいライヴであることがわかる。
打ち込み再生や皿回しとは異なる肉感的な演奏が、ライヴ・バンドとしての KMFDM の魅力であることが再認識できる。
そんな中、リーフリンは黙々とベースを演奏している。
(追加:2015年6月10日)
2003
WWIII : KMFDM
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再びハイパー度、攻撃性が増した KMFDM の作品。
ただ、本作品でのリーフリンの貢献度は少ない。 冒頭のタイトル曲に Vocal Co-production
としてクレジットされていることから期待が高まるが演奏には不参加、” Jihad
” も、実際には 『 Xtort 』 の ” Ikons ” からのサンプリングとクレジットされている。
そしてメンバー紹介も兼ねている ” Intro
” も演奏者としてはクレジットされているものの、歌詞にリーフリンの名前は出てこない。
この頃から R.E.M. でのセッションが、リーフリンの活動のもう一つの柱となっており、KMFDM
とのセッションは終息に向かっていく。
(追加:2014年6月25日)
The Best Of R.E.M. In Time 1998 - 2003 : R.E.M.
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Additional Musicians :
Scott McCaughey, Bill Rieflin, Hahn Rowe
R.E.M. のワーナー移籍後のベスト・アルバム。
1997年にオリジナル・ドラマーが脱退した後、R.E.M.
は2枚のオリジナル・アルバムを制作、その後にリリースされた本作のクレジットによれば、完成に15年以上費やした ”
Bad Day
” と、15分で録音された ” Animal ”
と極端に異なる2つの新曲にリーフリンがクレジットされている。
レコーディングでの相性がよほど良かったのか、この後の全オリジナル・アルバムとライヴ活動にリーフリンは参加しているが、最後までゲスト・ミュージシャンの立場であった。
(追加:2014年10月25日)
2004
Saint Stranger : Carla Torgerson
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ウォークアバウツというバンドのヴォーカリスト、カーラ・トーガンのソロ・アルバム。
丁寧に作り込まれた作品である。
ウォークアバウツについてもカーラ・トーガンについても前情報は全く無かったのだが、徒に内省的なところも無いし、過度なサウンド・エフェクトもなく、完成度は高い。
ビル・リーフリンの活動を追った結果、所謂インダストリアル系の作品を多く聴く機会を得たのだが、この分野は、その凄さに圧倒される作品もあれば、つくり手側の自己満足としか思えない酷い作品に極端に分かれることがよくわかった。
本作品のように女性ヴォーカルものにインダストリアルな肌触りを微妙なバランスで持たせて成功した作品は珍しい。
(追加:2016年8月25日)
Side Trax : Ministry
Pailhead
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ミニストリーの別プロジェクトの楽曲のコンピレーション。
ビル・リーフリンが参加している Pailhead と 1000 Homo Djs
は全曲収録されており、各々 『 Trait 』 と 『 Supernaut 』
を所有していれば網羅できているのだが、1枚でおさえるできることに本作品の意義がある。
2つのユニットともミニストリーより人力度が高く、かつ重く引きずるようなリズムに特徴がある。
(追加:2021年3月25日)
Soft Commands : Ken Stringfellow
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Additional Musicians :
Scott McCaughey, Ken Stringfellow, Bill Rieflin, Jamie Candiloro, Hahn
Rowe, Q-Tip
自身のバンド解散後、R.E.M. 作品へのゲスト参加という経緯を持つケン・ストリングフェローの作品。
唄をしっかりと聴かせようとする演奏は、過度になりすぎることも、目立たなすぎることもなく、ロック調のSSW作品としては良い出来である。
あとは先駆者のみならず類型が非常に多いこの分野で、突出した何かを示すことが重要だと思うが、その何かまでは未だ示されていない。
リーフリンの演奏は非常にオーソドックスなもの。 セッション活動の中心が KMFDM から R.E.M.
に切り替わる時期に、こうした作品への対応力を示したことは、その後の活動にむけて大きな意義があったはずだ。
(追加:2015年6月10日)
Around The Sun : R.E.M.
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Additional Musicians :
Scott McCaughey, Ken Stringfellow, Bill Rieflin, Jamie Candiloro, Hahn
Rowe, Q-Tip
リーフリンが初フル参加した R.E.M. のスタジオ・アルバム。
正式メンバーではないにせよ、リーフリンが R.E.M.
と活動を共にするようになった経緯は明らかではないが、インダストリアル系のバンドでの活動が中心であった事を考えれば、大抜擢ということになる。
セールス的に大成功している正統派ロック・バンドへの参加について、リーフリンにどれだけの気負いがあったかわからないが、見事にその役割を果たしている。
シングル・カットされた楽曲以上に、” The Outsiders ” のイントロとラップ・パートのバックでのドラムの力強さに、その凄さを感じる。
(追加:2014年10月25日)
2006
Born 4 : Jakalope
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一応 NIN 関連ミュージシャンによる作品らしいのだが、何が面白いのか全くわからない作品。
産業ロックならぬ、産業インダストリアル・ロックとでも言えばいいのだろうか、インダストリアル系の演奏に女性ヴォーカルをフィーチャーしただけで中途半端な内容で全く面白みが無い。
クレジットがはっきりしていないため、リーフリンがどの曲に参加しているかよくわからないが、共作者としてクレジットされている ” Get It
Back ” の可能性が高いが、真剣に聴き込む気にはなれない。
(追加:2015年6月10日)
The Minus 5 : The Minus 5
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Presented By :
Scott McCaughey, Peter Buck, Bill Rieflin, John Ramberg,
Jeff Tweedy, John Stirratt, Glenn Kotche, Mike Jorgensen, Tucker Jackson,
John Moen, Jim Talstra, Eric Lovre, Colin Meloy, John Wesley Harding,
Kelly Hogan, Sean Nelson, Ken Stringfellow
R.E.M.
周辺人脈、と一括にするのは乱暴かもしれないが、やはりそうとしか言いようが無いメンバーによる、マイナス5の作品。
この時期ビル・リーフリンは、その R.E.M.
人脈との活動を一気に増やしており、ケン・ストリングフェローのソロ作品や、ロビン・ヒッチコックとも活動している。
そんな中リリースされた本作品はオルタナ感がまぶされた王道のロックンロールで、リーフリンの演奏も堂々とそれに応えている。
インダストリアル系の作品での活動が中心であったリーフリンが花道のど真ん中で見事な演奏をいきなり披露したことは驚愕に値する。 ただそれ以上にリーフリンが凄いのは、活動の軸足を完全に変更することなくインダストリアル系の作品への参加も続け、更にスワンズとも活動するようになったことである。
キング・クリムゾンが7人編成で活動を開始した理由の一つが、このリーフリンの存在があったことは疑い無い。
(追加:2020年11月25日)
Olé! Tarantula : Robyn Hitchcosk & the Venus 3
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Robyn Hitchcock - vocal, guitar, harmonica and land
bream
Peter Buck - guitar, bass on Belltown Ramble
Scott McCaughey -
bass, vocals, paino on Belltown Ramble
Bill Rieflin - Drums and
percussion
Colin Izod - saxophone on 3 and 5
Chris Ballew -
harmonies on 1, 2, 6 and 7, slide guitar and keyboards on 6, synthesizer
and keyboards on 7
Kimberley Rew - guitar on 2,3 and 9
Morris
Windsor - harmonies on 1,2,3,8,10 and 11, persussion on 10
Ian McLagen
- keyboards on 10
Sean Nelson - harmonies on 1, 2, 5, 6, 7, 8 and 11
Jean Landry, Kurt Bloch, Michèle Noach, Bill Rieflin & Sean Nelson -
choir on 5
ロビン・ヒッチコックの、ロビン・ヒッチコック & ザ・ヴィーナス3名義での作品。
実質的には
The Minus 5 をバックにしたヒッチコックの作品なのだが、正統派のロック・アルバムの一言に尽きる内容である。
ヴォーカルが過度に目立ってはいないのだが、かと言ってバックの演奏が自己主張しすぎることもなく、そのバランスが見事である。
本作品のメイン購買層は元々のヒッチコックのファンと、R.E.M.
の支持者のはずだが、そのほとんどの人は、タイトなドラムを演奏しているドラマーが実はインダストリアルな世界で活躍しているマルチ・プレイヤーということは知らないはずである。
知らないはず、というより、知る必要がない程、ビル・リーフリンのドラムは見事である。
(追加:2020年7月25日)
Sex, Food, Death... and Tarantulas : Robyn Hitchcosk & the Venus 3
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Robyn Hitchcock vocal, guitar,
harmonica
Peter Buck - guitar
Scott McCaughey - bass, vocals
Bill
Rieflin - drums
Sean Nelson, Jean Landry, Kurt Bloch, Michèle Noach, & Bill Rieflin
the choir on song 1
Song 2-7 Recorded live at the Crocodile Cafè, Seattle, WA on November 25, 2006
『 Olé! Tarantula 』 の勢いそのままでリリースされた、ロビン・ヒッチコック
& ザ・ヴィーナス3 のライヴ・アルバム。
ロビン・ヒッチコックのソロや、彼が在籍してたソフト・ボーイズ時代の楽曲が中心に構成されており、アルバム・ジャケットから想像される同作の再演という形式ではない。
しかし一方で作品全体の統一感は強く、一時的なプロジェクトだったのかもしれないが、バンドとしてのまとまりが感じられる。
今更ライヴ・ミュージシャンとしてのビル・リーフリンの実力を疑う人はいないと思うが、本作においての演奏も素晴らしい。
タイトな演奏、といった域にとどまらず、バンドをリードする勢いまで感じられる。
(追加:2020年7月25日)
2007
We Are Him : Angels Of Light
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Bill Rieflin : piano, synthesizers, organ, drums, percussion, electric guitar, bass, vocals
エンジェルス・オブ・ライトとしてのラスト・アルバム。
可愛さと不気味さを兼ね備えたジャケットのイラストが、作品の内容と見事にマッチしている。
タイトなロック・ナンバー、フォーク、カントリー、サイケ調の楽曲とわかり易いフォーマットの曲で占められている一方で、どのフォーマットでもフレーズやリズムが執拗に繰り返されている。
この歪さ、居心地の悪さがこの後のスワンズの作品に活かされていったのが、エンジェルス・オブ・ライトの最大の成果なんだと思う。
エンジェルス・オブ・ライトの最初と最後の作品に参加したリーフリンは、そのまま以降のスワンズの作品に参加することになる。
(追加:2015年5月10日)
R.E.M. Live : R.E.M.
CD
DVD
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Supporting musicians :
Scott McCaughey : guitars_keyboards
Ken Stringfellow : keybaords_guitars
Bill Rieflin : drums
2005年2月のダブリンでのライヴを収録した作品。
CD と DVD が同じ内容なので、結果 DVD でリーフリンの姿を追うことになるのだが、中々その姿をとらえることが難しい。
カメラの数が多かったためか、このまま右にズレればリーフリンがアップになるのに、といったような所で画面が切り替わってしまう。
勿論サポート・メンバーなので当然なのだが、大観衆を前にどんな感じで演奏しているのか、もう少し確認したかった。
(追加:2014年10月25日)
2008
A Young Person's Guide To Hell : The Hellboys
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Featuring
Robert Fripp, Tony Levin, Bill Rieflin, and the California Guitar Trio
ヘルボーイズの2作品目。
激しいドラミングを披露している曲には、Kick Ass と判りやすくクレジットされている。
(追加:2011年2月10日)
(追加:2013年10月25日)
Accelerate : R.E.M.
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Additional Musicians :
Scott McCaughey, Bill Rieflin
リーフリンが R.E.M. のサポート・メンバーとして参加した2作目のスタジオ・アルバム。 前作から4年を経ている。
冒頭からとても力強い作品である。 総じて R.E.M.
が自分にとって好みのバンドかと問われれば、正直そうではないと答えることになるのだが、この力強さ、そしてそこからくる勢いに対しては斜に構えて否定することはできない。
この力強さを導き出しているのが、ギターだけではなくリーフリンのドラムであることも見逃せない。
リーフリンによって力強さを獲得した、とまで言ったら純粋なファンには怒られてしまうのかもしれないが、それだけの凄さが、本作品のリーフリンの演奏にはある。
(追加:2014年10月25日)
2009
We Are The Humans : The Humans
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Toyah voice loops angry bee
Chris bass guitar organ humming
Bill bass synths gadgets whirring organ drums claps hums
Bonus Track
Toyah voice
Chris bass guitar
Bill bass drums oohs aahs snaps claps
Bobby Willcox guitar slinger
Don snaps claps
ナンシー・シナトラの
” These Boots Are Made For Walkin' ” のカヴァーで話題となった後発売された The Humans
の作品。
リーフリンは正式メンバーとして参加。
(追加:2010年12月25日)
Live At The Olympia In Dublin 39 Songs : R.E.M.
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Supporting musicians :
Scott McCaughey : guitars_keyboards
Ken Stringfellow : keybaords_guitars
Bill Rieflin : drums
『 Accelerate 』 の勢いそのままのライヴ・アルバム。
初期からの楽曲も多く、オール・タイムの楽曲にリーフリンは対応していることになる。
(追加:2014年10月25日)
2010
Greatest Shit : KMFDM
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KMFDM の2枚組編集盤。
全38曲2時間半ものヴォリュームで、お腹いっぱいになるのが必至の作品。
演奏者としてリーフリンがクレジットされているのは、3,13,25,32,33の5曲だが、オリジナルの『 Nihil 』
には ” Ultra ” にもクレジットされている。
(追加:2014年6月25日)
My Father Will Guide Me Up A Rope To The Sky : Swans
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Bill Rieflin - bass guitar, electric guitar, piano, drums / percussion, synthesizer, acoustic guitar, vocals
スワンズとして活動再開後初の作品。
究極のヘヴィ・ロック・バンドの姿がここにある。
所謂音源の編集作業より生演奏で音の固まりをひねり出すことに主眼が置かれた結果なのか、凄まじいまでの破壊力が秘められている。
活動停止前のスワンズや、エンジェルス・オブ・ライトで試みられた様々な曲のスタイルが、全てバンドの中で昇華されており、特に冒頭の ” No
Words / No Thoughts ” は白眉の出来である。
本作品はまた、リーフリンがスワンズとしてクレジットされた最初で最後の作品でもあり、曲作り、リハーサルから参加したものと想像される。
(追加:2015年5月10日)