1969
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Bass Guitar, Guitar And Vocal
ウェットンの記念すべき初レコーディング・アルバム。
ウェットンのベースは音色こそブリブリいっていないものの、走りまくってはいてなかなか楽しむことができる。 特に管楽器のソロのバックでは思う存分に弾きまくっている。
アルバムとしては緊迫感のあまりない音で、『 炸裂 』 という旧邦題がどこから来たのか不思議に思えるほど。 「 ジャズ・ロック 」 という名の免罪符で過大評価されることなく、ボイスプリントから地味に再発されたのが救いかもしれない。
1970
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Bass Guitar
プロデューサーがジョージ・マーティンということもあり、そっち系で語られることの多いロッド・エドワーズとロジャー・ハンドによるデュオ。
メロディアスでちょっとだけファンキーな楽曲の中で、ウェットンはスタジオ・ミュージシャンとして曲の主旨に沿った見事なまでの演奏をこなしている。 この時点のウェットンが既にこれだけの演奏をこなせていることに改めて驚かされるが、スタジオ・ミュージシャンとしての技量から中途半端に重宝がられたりするようにならなかったのはよかったと思う。
これでベースの音がブリブリしていたら、ウェットンのファンとしては最高であったと思う。 作品としての質は下がってしまったかもしれないけど。
(追加:2001年9月10日)