1999
Recorded live :
April 23, 1995 Schloss Schwarzenberg, Scheinfeld, Germany
May 17, 1995 Royal Albert Hall, London, U.K.
June 9, 1995 Taft Theater, Cincinnati, Ohio
Nov 11 & 12, 1995 Roxy Theater, Atlanta, GA
June 26, 1996 Town Center, Pisa, Italy
カリフォルニア・ギター・トリオに初めて接したのは、1992年3月のシルヴィアン&フリップのオープニング・アクトで演奏した時だった。 そして同年のロバート・フリップ・ストリング・クインテットで来日や 『 Yamanashi Blues 』 のリリース等を経て、「フリップ主催のギター・クラフト出身のグループでフリップのライヴ活動の前座」との認識が高まった上で、満を持してキング・クリムゾンのオープニング・アクトを務めた時のライヴを収録した作品。
” Train To Lamy SUite ” で ” 21st Century Schizoid Man ” からの引用があったりと、クリムゾンへの期待を高めるには充分な内容である。
(追加
: 2026年3月10日)
2000
Bert Lams, Paul Richards, Hideyo Moriya Acoustic
Guitars
Tony Levin
Fretless bass, Chapman Stick (Tracks 1,5,6,8,10,11,13)
Bill Janssen Saxphone (Tracks 7,8,10,11,13)
カリフォルニア・ギター・トリオのライヴ・アルバム。 サウンド・プロダクションにフリップの名が無い初の作品であるとともに、現在までの所CGTの最高傑作だと個人的には思っている。
ベンチャーズやクラッシックの楽曲の採用、ディストーションをかましたアコギのソロ等、リーグ・オブ・クラフティ・ギタリスツ時代からフォーマットはほとんど変わらないものの、本作品が前3作と決定的な違うのは、「お笑い」の要素があることだと思う。
” Bohemian Rhapsody ” をコーラス・パートを含め完コピしたり、ご丁寧にクレジットまでした上で ” Caravan ” でドラム・ソロを再現したりする几帳面さはとにかく笑うしかない。 当人達がシャレでやっているのか、まじめにやっているのかはわからないが、過剰なまでのギター・アンサンブルを聴いていると、そんなことさえどうでもよくなってくる。
(追加:2003年5月10日)
2001
Saxophone on Jesu, Joy Of Man's Desiring : Bill Janssen, Roger Lambson
Bells On Jingle Bells : Henry Miller
2000年にリリースした 『 Rocks The West 』 以降、カリフォルニア・ギター・トリオは自主制作でも作品をリリースし始める。 本作品はその一つで、タイトル通りクリスマス楽曲集となっている。
誰もが知っているクリスマス楽曲だけに演奏もアンサンブルを重視した判りやすい内容にしたのかもしれないが、もう少し弾けても良かったのではないかと思う。 ” Greensleeves ” や ” Jingle Bells ” でのギター・ソロの意外性が個人的には好みであった。
(追加 : 2026年3月10日)
2002
Bert Lams - Guitar, Tenor Guitar
Paul Richards - Guitar, Slide Guitar
Hideyo Moriya - Guitar, Mando - Cello
Tony
Levin - Bass, Chapman Stick
Pat
Mastelotto - Traps And Buttons
カリフォルニア・ギター・トリオの最新作。 名義としては、トニー・レヴィンとパット・マステロットとの共作ということになる。
過去のレパートリーの再演、イエスやクリムゾンのカヴァー、そして ” 21世紀のズンドコ節 ” という秀逸な邦題がつけられた ” Zundoko Bushi ” が目玉というか売りの作品。
完全に好みの問題だと思うが、ライヴ・アルバムの 『 Rocks The West 』 が大傑作だと思っている立場にしてみると、本作品はちょっと残念であったりする。
” Bohemian Rhapsody ” のコーラス・パートをギターだけで再現したりとか、ベンチャーズ・ナンバーのドラム・ソロのパートまでギターでカヴァーするとかいった、ギター・アンサンブルへの異常なまでのこだわりがCGTの魅力であったと思う。 リズム隊の参加でダイナミズムは増しているものの、お笑いと紙一重なまでの圧倒的なギター・アンサンブルを堪能できなかったのが心残りである。
2004
Tony Levin : Fretless Bass on "Mee-Woo" Tyler Trotter : Delay and filter effects on "Whitewater", "Cosmo Calypso", "Relative Illusion" and "Red Iguana"
カリフォルニア・ギター・トリオが、最小限のゲスト・プレイヤーとともに制作した作品。
息をつくのを忘れるような興奮を覚えるのではなく、堅苦しくて息が詰まってしまう作品である。 鍛錬を重ねた演奏、精緻に作り込まれた楽曲とそのアレンジの完成度は高いのだが、正座を要求されるような窮屈さを感じてしまう。
こんな風に感じてしまうのは、私がカリフォルニア・ギター・トリオの正しいファンでないことに原因があるのは明らかなのだが、ある一線を超えたところでどうしても「笑い」が欲しくなる。 コミカルな楽曲を演奏してほしいのではなく、ギターでそれやっちゃうの、と笑うしか無い凄さに接したいのである。
ラストのドアーズのカヴァーだけでも、もう少しはじけてほしかったと思う。
(追加:2020年12月10日)
2008
Bonnie 'Prince' Billy : vocals on And I Know and Freebird
Pat
Mastelotto : Oil Can on Freebird
Tony Levin : Bass and NS UPright on
Freebird and Tubular Bells
Kevin Ratterman : Tambourine and Shaker on
Freebird
Pamelia Kurstin : Theremin on Echoes and Tubular Bells
Davide Rossi : Violectra on Echoes
Jamie Masefield : Mandolin on And
I Know
Tom Griesgraber : Bass and Chapman Stick on Tubular Bells and
Echoes
Tyler Trotter : Melodica, Fender Rhodes, Bell and
Moogerfoogers on And I Know, Tubular Bells and Echoes
Recorded May 9-13, 2007 at The Funeral Home, Louisville, Kentucky.
カヴァー楽曲だけで構成されたカリフォルニア・ギター・トリオの作品。
プログレ大曲やペンギン・カフェ・オーケストラの楽曲、ヴェンチャーズによるカヴァー曲のカヴァーとか寺内タケシによる運命のカヴァーのカヴァーといった重箱の隅を突き尽くした選曲、3人だけの演奏に固執することなく要所を締める外部ミュージシャンの起用、” Bohemian Rhapsody ” の再録、と何でもありの姿勢で全編貫かれている。 『 Whitewater 』 の所でも記載したが、私はカリフォルニア・ギター・トリオのあるべきファンではないかもしれないが、そんな私には最高に楽しめる作品だる。
そのなかでもピンク・フロイドの ” Echoes ” での各楽器の残響音へのこだわりに、思わず笑ってしまう程の凄さを感じてしまう。
(追加:2020年12月10日)
2010
Chapman Stick on Turn of the Tide : Tony Levin recorded in Kingston, NY.
私がカリフォルニア・ギター・トリオ(CGT)に接するようになったのは、ご多分に漏れずロバート・フリップやキング・クリムゾンのライヴを通じてであった。 そこから興味を持って聴いてみると、古今東西の有名な楽曲を圧倒的なアンサンブルで弾き倒すところに衝撃を受け、CGTが生真面目な演奏をすればするほどただ笑うしか無いという状態になるのが好きだった。
本作品はCGTがオリジナル楽曲のみで制作した作品なのだが、聴いていて笑えるところが無く、生真面目さからは窮屈さを感じてしまった。
多分私は、CGTの本質は何も理解できていないのだと思う。
(追加 : 2026年3月10日)
2012
California Gutiar Trio
Bert Lams
Paul Richards
Hideo Moriya
Tony Levin plays NS Upright Bass and Cello
Fareed Haque plays a 1981 Ingacio Fleta guitar
カリフォルニア・ギター・トリオが、クラッシックの楽曲で構成した作品。
クラッシクについても、クラッシック・ギターの奏法についても門外漢の私には本作品をとても楽しめることができた。 その分野の方々が本作品をどのように捉えるのか判らないが、エンターテイメント性の高い内容は門外漢にとても響いた。
オリジナリティを楽曲自体にではなく、楽曲の演奏に徹した時のカリフォルニア・ギター・トリオはの聴いていて本当に楽しい。
(追加 : 2026年3月10日)