タイトル曲のパート1である、” Larks' Tongues In Aspic,
Part One ”
は、ミューアによる複数のパーカション演奏から始まる。 約3分ものミューアの独演後、クロスのヴァイオリン、フリップの歪んだギターが重なり、超弩級の主題に繋がって行く。 フリップとウェットンの絡みを中心とした演奏が続いた後、クロスのヴァイオリンとミューアのパーカションが絡むパートに繋がる。 そして最後はクロスのヴァイオリンとフリップのギターによるリフに、ヴォイス・コラージュが被さり一瞬ピークを迎えた後、おとなしく終了していく。
目まぐるしく変わる曲調の中、終始パーカションとノイズを放出し続けるミューアも凄いが、やはり一番凄いのは全員による超弩級の主題。 クリムゾン史上最もハードで重量感のあるパートである。
” Book Of Saturday ”
は、ベース、ヴァイオリン、ギターが、ウェットンのヴォーカルを損ねることなく、穏やかに絡んでくる。 ギターの逆回転を含め、フリップのバッキングの多彩さが際立っている。
次曲の前奏曲でもある ” The Talking Drum ”
は、静かなノイズの後、一定のリズムの上に、クロスのヴァイオリンとフリップのギターが徐々に重なっていく。 音圧自体も徐々に増していき、最後に金属音が一鳴きして次曲に繋がる。
” Larks' Tongues In Aspic, Part Two ”
におけるフリップのるギター・リフは、彼のベスト・リフに挙げることができると思う。 パート1と同じく全編パーカションとノイズを放出し続けるミューア、各々がおかずを取り混ぜながらも見事なコンビネーションを見せるブルーフォード&ウェットン、フリップとのリフに絡んだりソロをとったりするクロス、フリップのギターのみならず全編聴き所ばかりの名曲だと思う。