Sunday All Over The World の 『 Kneeling At The
Shrine 』
と同時期にレコーディングされている本作において、フリップは演奏は行わず、共作2曲とミックス作業を行っている。
フリップここにあり、といった印象は全くなく、存在感はとっても薄い。
(追加:1999年5月25日)
1992
Nerve Net : Brian Eno
Fractal Zoom [ Pin-Trumpet
Guitar ]
Wire Shock
What Actually Happened?
Pierre In Mist
My Squelchy Life
Juju Space Jazz [ Early 50's Guitar ]
The Roil, The Choke
Ali Click
Distributed Being [ Solo
Guitar ]
Web [ Solo Guitar ]
Web ( Lascaux Mix ) [ Solo Guitar ]
Decentre
「 Pin - Trumpet Guitar 」 というのは、「
かすかに聞こえるトランペットのような音のギター 」
のことなのであろうか? イーノのアルバムにおけるフリップのギターは、ソロをとらない場合加工され、断片的、効果音的に使用されることが多いため、判別しにくいことがある。” Fractal Zoom ” でのギターはまさにそのパターンである。
” Juju Space Jazz ”
でのギターは、「Early 50's Guitar」
などとクレジットされているためロカビリーの様な音が期待されるが、”
Fractal Zoom ” と同じくよくわからない。
” Distributed Being ”
では曲中程で激しく弾きまくるフリップのギターを充分に堪能することができる。
” Web ”
は一定のリズムのもと、フリップの演奏を含め各楽器がイーノによってコラージュされている。
総じて、本アルバムにおけるフリップはイーノに使われている印象が強い。
(更新:2000年12月10日)
2014年に本作品が再発された際、『 Nerve Net 』 の前に録音され発売される予定であった 『 My
Squelchy Life 』 がボーナスCDに収録された。
『 Nerve Net 』
と同じくフリップが参加していたこともあり、その内容に対する期待は高かったのだが、収録されたボーナスCDについてのクレジットは全く無いため、フリップの演奏を明確に確認することができない。
1993年に発売されたイーノのボックス 『 Brian Eno II 』
には、同作から5曲が収録されており、そのクレジットに従えば以下の通りとなる。
” I Fall Up ” には、フリップは 「 Pin Trumpet Guitar 」
として参加している。
” Stiff ”、” Some Words ”、” Under ”、” Over ” には参加していない。
また、『 Nerve Net 』 と収録曲と比較すると、以下の通りとなる。
” Juju Space Jazz ” には、フリップは「 Early 50's Dub Guitar 」として参加している。
” My Squelchy Life ” には参加していない。
よって、残る4曲にフリップが参加しているのかがポイントなのだが、いかにもフリップ!という演奏が無いため判別することができない。 残念。
1. I Fall Up
2. The Harness
3. My Squelchy Life
4. Tutti Forgetti
5. Stiff
6. Some Words
7. Juju Space Jazz
8. Under
9. Everybody's Mother
10.Little Apricot
11.Over (追記:2014年12月25日)
2015年の Record Store Day 2015 において 『 My Squelchy Life 』
のアナログ2枚組が発売された。 CDに未収録の ” Rapid Eye ”
が収録されたことに加え、1曲毎に参加ミュージシャンがクレジットされており、フリップの参加曲が確定した。 1.
I Fall Up [ Robert Fripp :
Pin Trumpet Guitar ] 2. Not To Fail In The Harness
3. My Squelchy Life 4. Some Words 5. Tutti
Forgetti 6. Stiff 7.
Juju Space Jazz [ Robert Fripp ・ Early 50's Dub Guitar ]
8. Under 9. Rapid Eye 10. Everybody's
Mother 11. Little Apricot 12. Over
リリースされた当時はグリッドの名前は無名に近く、フリップの参加がかなり唐突な印象を受けたアルバム。 テクノやアンビエントとの共演はフリップの中で消化され、Double Trio Crimson で実を結ぶことになるが、フリップの活動全てをテクノやアンビエントのフィールドで語ろうとする機会が増える契機にもなってしまった。
” Ice Machine ” ではリズム・チェンジの直前で激しく弾きまくり、曲の最後にフリッパートロニクスによるフニャフニャがフィーチャーされている。
” Aquarium ” では、後半アンディ・マッケイのサックス・ソロの前に、曲の主旋律をゆったりと演奏している。
” Fire Engine Red ” はタイトルから期待するところが大だが、イントロと間奏で一定のフレーズを繰り返すだけで残念。
(追加:1998年10月25日)
1993
The First Day : David Sylvian & Robert Fripp → Sylvian & Fripp
Jean The Birdman : David Sylvian & Robert Fripp → Sylvian & Fripp
Jean The Birdman : David Sylvian & Robert Fripp → Sylvian & Fripp
Darshan : David Sylvian & Robert Fripp → Sylvian & Fripp
Disc 1
1. Another Green World / 2. Energy Fools the Mountain / 3.Dover Beach /
4. Slow Water / 5. Untitled / 6. Chemin de Fer / 7. Empty Landscape / 8. Reactor / 9.
The Secret / 10. Don't Look Back / 11. Marseilles / 12. Two Rapid Formations
/ 13. Sparrowfall I / 14. Sparrowfall II / 15. Sparrowfall III / 16. Events
in Dense Fog / 17.'There Is Nobody' / 18. Patrolling Wire Borders / 19.
A Measured Room / 20. Task Force / 21. M386 / 22. Final Sunset / 23. The
Dove / 24. Roman Twilight / 25. Dawn, Marshland / 26. Always Returning
I / 27. Signals / 28. Drift Study / 29. Approaching Taidu / 30. Always
Returning II / 31. Asian River
Disc 2
1. Theme from 'Creation' / 2. Saint Tom / 3. Warszawa / 4.
Chemistry / 5. Courage / 6. Moss Garden / 7. Tension Block
/ 8. Strong Flashes of Light / 9. More Volts / 10. Mist
/ Rhythm / 11. Ho Renomo / 12. Stream with Bright Fish / 13.
Fleeting Smile / 14. An Arc of Doves / 15. Stars / 16.
An Index of Metals ( edit )
Disc 3
1. 1/1 / 2. Ikebukuro ( edit ) / 3. The Lost Day / 4. Thursday
Afternoon ( edit ) / 5. Discreet Music ( edit ) / 6. Dunwich
Beach, Autumn 1960 / 7. Neroli ( edit )
イーノ箱のインスト編。
CD1 は 『 Music for Films 』 シリーズを中心とした初期楽曲、CD2
はコラボ作品、CD3
は長尺アンビエントもの、と大別はできるが、続けて聴いているとどの曲だかわからなくなったりする。
フリップが参加しているのは、『 Music for Films ( Directors Edition ) 』
からとクレジットされた ” Slow Water ” と、Fripp &
Eno による7分程度にエディットされた ” An Index of Metals ( edit ) ”
。 Fripp & Eno
の楽曲がもう少し収録されていても良かったのではないかと思う。
(追加:2011年4月10日)
Brian Eno II vocal : Brian Eno
Disc 1
1. Needless in the Camel's Eye 2. Baby's on Fire 3. Cindy Tells Me 4. On Some Faraway Beach 5. Blank Frank 6. Dead Finks Don't Talk 7. Some of Them Are Old
8. Here Come the Warm Jets 9. Seven Deadly Fins 10. Burning Airlines Give You So Much More 11. Back in Judy's Jungle 12. The Great Pretender
13. Third Uncle 14. Put a Straw Under Baby 15. The True Wheel 16. Taking Tiger Mountain 17. The Lion Sleeps ( Wimoweh ) Returning II 18. Asian River
Disc 2
1. Sky Saw / 2. Over Fire Island / 3. St. Elmo's Fire / 4. In Dark Trees / 5. The BIg Ship / 6. I'll Come Running / 7. Sombre Reptiles / 8. Golden Hours / 9. Becalmed / 10. Zawinul / Lava / 11. Everything merges
With The Night / 12. Spirits Drifting / 13. No-One Receiving /
14. Backwater / 15. Kurt's Rejoinder / 16. King's Lead Hat / 17. Here He Comes / 18. Julie With... / 19. By This River /
20. Through Hollow Lands / 21. Spider & IT
Disc 3
1. R.A.F. / 2. America Is Waiting / 3. Regiment / 4. The Jezebel Spirit / 5. Wire Shock / 6. Ali Click / 7.
Spinning Away / 8. Empty Frame / 9. River / 10. The Soul
of Carmen Miranda / 11. The Belldog / 12. I Fall Up / 13. Stiff / 14. Are They Thinking of Me ? / 15. Some Words / 16. Under / 17. Over
イーノ箱のヴォーカルあり編。
編集はほぼ年代順で、シングル曲や未発表曲も収録しており、コンピレーションとしての完成度は非常に高い。
リリース直後の 『 Nerve Net 』
の扱いは低いものの、それ以前の作品からはフリップ参加はしっかりと収録されているのが嬉しい。 またリリースが見送られた
『 My Squelchy Life 』 からの曲が収録された結果、フリップ参加の ” I Fall Up ”
を聴くことができる。 後半のギター・ソロがフリップと思われるが、激しく弾きまくっているだけに、もう少し前面にでるミックスをしてほしかった。
(追加:2011年4月10日)
Yamanashi Blues : The California Guitar Trio
Yamanashi Blues
Melrose Avenue
Corrente
Walk Don't Run
Ricercar
Pipeline
Beeline
Chromatic Fugue In D Minor
Tenor Madness
Sleepwalk
Carnival
Prelude In C Minor
Ciaccona
Blockhead
Kan - non Power
The California Guitar Trio is
Bert Lams
Paul Richards
Hideyo Moriya
アイルランドのバンド、イオナの3枚目のアルバム。 女性ボーカリスト、ジョアンヌ・ホッグを中心としたその音は、
トラッド系のロック、と言ったところか。
本アルバムには、スティックを抱えてビバ・ロックのグラビアに登場し、全国のファンを混乱に陥れた元カジャ・グー・グーのニック・ベッグスもイオナのメンバーとして参加している。
曲毎のクレジットが無いため、フリップの参加は以下の曲と推測される。
インストゥルメンタルである ” Prayer On The Mountain ”
の後半部でのフリッパートロニクス。
” Bird Of Heaven ”
におけるイントロ部他でのフリッパートロニクス。 リズム・セクションをバックにしてでの演奏であるため、メリハリはある。
” Murlough Bay ”
では、ヴォーカル部をはじめ終始奏でられる音がフリッパートロニクス風である。
” Adrift ”
での、ピアノを中心としたキーボードのバックでの音がフリッパートロニクス風。
” Machrie Moor ” のバックの音もフリッパートロニクス風。
タイトル曲である ” Beyond These Shores ”
の曲半ばから最後まで、フリッパートロニクスが微かに奏でられる。
(追加:1998年4月11日)
1994
The Essential Fripp And Eno : Robert Fripp / Brian Eno → Fripp & Eno
Damage : Sylvian | Fripp → Sylvian & Fripp
Redemption : David Sylvian and Robert Fripp → Sylvian & Fripp
Written and Produced by David Singleton
Arranged by David Singleton and Toby Richards
Lead Vocal : Martin Rawle
Electric Guitars - Bobby Willcox
Viola - Cathy Stevens
Camilla's Little Secret の 12inch。
オリジナルの 12inch
は溝が2つ(2周)あり、針を落とすタイミングで異なるヴァージョンが再生される仕組みになっていたらしいが、私が入手したのは、2015年春の
RECORD STORE DAY にリリースされたもの。
異なる2ヴァージョンが収録されてはいるのだが、ギミックによる再現はなく、A面、B面の区別がつかないようにして各々に異なるヴァージョンを収録している。
まぁ、目印でもつけておけば判断できるのだろうけど。
各面の違いのヒントがジャケットに記載されているのだが、個人的には電話の呼び鈴の後にフリップのギター・ソロが始まるヴァージョンの方が好き。
ベルリンの初代ヴォーカリストであるトニ・チャイルズのサード・アルバム。 ピーター・ガブリエルのリアル・ワールドでのレコーディングだが、フリップの参加はガブリエル絡みというよりも、プロデューサーであるデヴィッド・ボトリル
( シルヴィアン&フリップの 『 The First Day 』
で共演、プロデューサーも務める ) 絡みと思われる。
トレイ・ガンの参加、ガブリエルとの共演等、話題は事欠かないアルバムではあるが、とにかくフリップのギターの音が目立たない。 その他大勢の音の中に埋没させられてしまっている。
” Womb ”
では、曲の最後の部分でのコード弾きが多分フリップ。 フリッパートロニクスらしき音もするが、シンセサイザー演奏者もクレジットされており、判別不能。
計4名のギタリストがクレジットされている ” Welcome To The World ”
では、フリップのギターは全く判別できない。
” Predator
”
では、曲最後のインスト部のバックが多分フリッパートロニクス。
”I Just Want Affection ”
では、中間部のバックに微かにフリッパートロニクスらしき音がする。
” I Met A Man
”
では、ピーター・ガブリエルがヴォーカルを取り始めるあたりから、バックにフリッパートロニクスの音が確認できる。
” Death ”
では、バックで終始流れるドローンの一部が多分フリップ。
(追加:1998年4月11日)
1995
Invitation : California Guitar Trio
Train To Lamy Suite
Part 1 Part 2 Part 3
Punta Patri
Toccata And Fugue In D Minor
Fratres
Train To Lamy Part 4
Apache
Train To Lamy Part 5
Above The Clouds
Prelude Circulation
The Good The Bad And The Guilty
Train To Lamy Part 3 ( reprise )
Additional guitars on Prelude Circulation : Heman Nunez, Fernando
Kabusachi, Martin Schwutke and Steve Ball
Fuzz E-bow Guitar loop on Punta Patri : Paul Richards
Buzz Slide Guitar on Train to Lamy : Paul Richards
Guitar Synth Drone on Fratres and The Good, the Bad and the Ugly : Hideyo Moriya
Grand Stick Solo on Above the Clouds : Trey Gunn
Mastered by David Singleton and Robert Fripp
Executive Producer : Robert Fripp
CGTの2作目。
” Train To Lamy Suite ”
を中心にオリジナルが多い作品で、カヴァーは4曲のみである。
オリジナル曲にこだわるのはよくわかるが、曲としての魅力はやはり劣ってしまっている。 ”
Train To Lamy Suite ”
をアルバム全体の骨格にしていることが制限事項になってしまっているのか、バラエティさにも富んでいない。
残念だが、カヴァー曲が出てくると、ホッっとしてしまう作品である。
(追加:1999年5月25日)
(更新:2004年9月25日)
The Starving Moon : Europe String Choir
The Monkey Never Lies
Sermon On The Mount
Waltz
Mama Tequila
Delicate Little Me
Carol
The Saving Grace [
Soundscape ] [ co-writes]
Camomilla
La Pasta
Prelude ( Cello Suite No.1 )
Dancing Bride
Little Sinfonie
Health Food Frenzy
Starving Moon
ギター・クラフトにアレクサンダー・テクニック(簡単にいうと整体の一種)を持ち込んだ、キャシー・スティーヴンスがヴィオラを演奏するヨーロッパ・ストリング・クワイアのファースト・アルバム。 他のメンバーもギター・クラフト出身で、差別化は殆どできない。
” The Saving Grace ”
は、サウンドスケイプとキャシー・スティーヴンスのヴィオラによるデュエット。 プロデューサーであるデヴィッド・シングルトンも何故か共作者にクレジットされている。