The Creator Has A Master Plan ( Pharaoh Sanders, Leon Thomas - arranged
by Fripp, Collins, Burrell, Wallace ) /
ザ・クリエイター・ハズ・ア・マスター・プラン
including Improv : Summit & Something Else ( Fripp, Collins, Burrell, Wallace ) /
インクルーディング インプロヴィゼイション:サミット&サムシング・エルス
Robert Fripp guitar, mellotron
Mel Collins sax, flute, mellotron
Boz Burrell bass guitar, lead vocal
Ian Wallace drums, backing vocal
March 12, 1972
King Crimson Collectors' Club
の第9弾としてリリースされた本作品は、デンバーでのスタジオ・ライヴを収録したもの。 デンバーでのスタジオ・ライヴは、『
A Young Person's Guide To King Crimson 』 や 『 Frame By Frame 』
のブックレットでは、3月13日に行われたとされていたが、本作品のリリースをもって3月12日に修正されたことになる。
同時期のライヴを編集した 『 Earthbound 』
や、本ライヴの2週間前の演奏を収録した 『 Live At Jacksonville 1972
』
が既にリリースされていることもあり、若干の収録曲の違いはあるとはいえ、本作品自体にはあまり目新しさは感じられない。 更に言えば、衝撃度がどんどん減少しており、『
Earthbound 』 の凄まじさをあらためて認識させているだけに思える。
日本では、『 The Collectors' King Crimson Volume 3 』
の1作品としてリリースされたが、オリジナルとは ” Improv : Summit
Going On ” での編集とトラッキングが若干異なっていた。
” Pictures Of A City ”
は、唯一のインプロ・パートであるコリンズのサックス・ソロの前の、ギターとサックスによる早いパッセージが格好良い。 ウォーレスがライナーでコメントしている通り、曲自体の出来具合は「
Schizoid Man II 」 に過ぎないことをあらためて確認できる。
” Cadence And Cascade ”
は、やはりこのメンバーで演奏するには無理があったと思う。 特にボズの雰囲気を出そうとしている歌い方が鼻につく。 いっそ破天荒に歌いまくってもらった方が良かったかもしれない。
” 21st Century Schizoid Man ”
は、ブルースっぽいコリンズのソロ・パートがなく、その分フリップのギター・ソロが長め。しかしながら、最初はかなり激しいソロをとるものの、中途半端に一度終了仕掛け再び強引に盛り上げるという展開が、しらける。 このメンバーでの本曲のベスト・トラックは、やはり
『 Earthbound 』 収録のテイクだと思う。
” Improv : Summit Going On ”
は、インプロというより中途半端なブルース・セッション。 結局のところ、クリムゾンがブルースをやるからつまらないのではなく、曲として・演奏としてのレベルが低いからつまらないのだと思う。
” Sailor's Tale ”
は、ラストにウォーレスのドラム・ソロはなく、フリップがギターをかき鳴らすところで終了。 とは言え、本曲の格好良さは本テイクでも再認識することができる。
”The Creator Has A Master Plan including Improv : Summit &
Something Else ”
は、ファラオ・サンダースの曲を元に、セッションを展開した曲。 唯一の聴き所は、曲の終わり近くで太陽と戦慄のパート1とパート3で出てくるようなクロマティックなギターをフリップが演奏するところ。