David Cross violin - mellotron - electric piano
Robert Fripp guitar - mellotron - electric piano
John Wetton bass guitar - vocals
Bill Bruford drums - percussion
March 30 1974
King Crimson Collectors' Club
の第15弾としてリリースされた本作品は、解散前の最後のヨーロッパ・ツアーを収録したもの。 その後の北米ツアーの音源は多いものの、ヨーロッパ・ツアーからの音源は
『 Cirkus 』
での1曲のみのため、貴重な音源といえる。 本公演はクリムゾン史(笑)の中で長く存在自体が認知されておらず、『
The Great Deceiver 』 のツアー・データにも記載されていなかった。
本作品の特色は、インプロから楽曲になだれ込むパターンが冒頭連続していることである。 第3期クリムゾンのライヴは、『
The Great Deceiver 』
でその多くが蔵出しされているだけに、ライヴをそのまま収録する編集を意図的に避けたことが伺える。
また、本公演におけるウェットンのプレイは特筆に値する。 ベースもヴォーカルもその充実度は素晴らしく、ウェットンのベスト公演と言っても過言ではないと思う。
日本では、『 The Collectors' King Crimson Volume 4 』
の1作品としてリリースされているが、” Easy Money ”
のエンディングが大きく異なっている。
” Improv : The Savage ”
は、ブリブリに歪みまくったウェットンのベースを中心に、ギター、ドラム、ヴァイオリンが絡んでくる曲。 ウェットンのベースはひたすら格好良く、このままディスク1枚分演奏を続けてほしいと思ってしまう程素晴らしい。
” Dr Diamond ” は、『 The Great Deceiver 』
に以来2度目の音源化。 中間部のインスト・パートがもったりとして緊張感がないのは相変わらずで残念だが、『
The Great Deceiver 』 収録テイクより個人的には好き。
” Improv : Arabica ” は ” Improv : The Savage ”
と比べてまとまりの無い演奏。 一人一人が勝手に演奏している印象が強く、インプロというより次曲の長めのイントロといったところ。