Recorded December 8, 1972 at the Odeon,
Newcastle, England This is a mono recording.
David Cross - violin, flute, mellotron Robert
Fripp - guitar, mellotron John Wetton - bass guitar & vocals
Bill Bruford - drums Jamie Muir - percussion & allsorts
King Crimson Collectors' Club
の48作品目としてリリースされた本作品は、久々のミューア時期の音源。 『 Larks' Tongues In Aspic 』
全曲+長尺インプロ2曲という構成は、この時期定番のセットリストだが、ツアー後半ということもあり熟れた内容となっている。
ブルーフォードとミューアのドラムと対峙するウェットンのベース、その上で絡みあうフリップとクロスの弦楽器というパターンは一聴すると奔放なようで、アンサンブル重視を志していたようにも思える。
DGM Live でデウンロード販売されたミューア時期の作品の多くは音質が悪いものが多かった。
本作はモノラルで、かつ音域が狭いものの一部のヴォーカル・パートを除けば各楽器はクリアに聞こえる。
ミューア時期のベスト演奏かどうかは意見が分かれるところだと思うが、この時期のライヴの良さを確認するには最善の作品である。 DGM Live
が、本作品を一般流通販売網でも販売したのも、作品としての完成度の高さに依るものと思われる。
” Larks' Tongues in Aspic Part One ” は、スタジオ・アルバムとほぼ同じ構成での演奏。
フリップのギターが、ちょっとだけコミカルな演奏をするのが面白い。
” RF Announcement ” は定番のフリップのアナウンス。
” Book Of Saturday ” では、ヴォーカルのバックでヒュンヒュンと何かを手で回しているような音が差し込まれる。
最初はテープのノイズかと思ったが、当然これはミューアによる人力ノイズである。 また本曲ではクロスのフルートも披露されている。
” Improv II ” は、前曲からシームレスに移行する18分弱のインプロ。
ドラムの探り合いにメロトロンが絡み、そこにベースとヴァイオリンが奔放に被さる。
その後中弛んだ後、ミューアの雄叫びとパーカッションのパートに移行する。
” The Talking Drum ” は、前曲のパーカッションの勢いがそのまま反映している。
” Larks' Tongues in Aspic Part Two ”
は、「incomplete」とのクレジットから直ぐに終了せずこのまま最後まで行くかと淡い期待が出てくるが、ラスト前にあっさりと終了する。
テープ長の問題なのだが、この後 ” 21st Century Schizoid Man ” を演奏しているはずで、残念。